11.17.2011
introduction of J
今回も、またギリギリになっちまいました(笑)。こうならないように編集部も当方も予め早め早めのスケジュールでスタートしてるんですけどねぇ。なんとか今回もTHE EFFECTOR BOOKが出来上がりそうです。VOL.14となる今回の大特集は「リヴァーブ」です。
結構多くのプレイヤーの方が「んなモン、アンプに付いてるリヴァーブをちょいと足せばいいんじゃね?」というカンジで使われてるんじゃないでしょうか? 今回はそんな縁の下的存在のリヴァーブに焦点を当て、あんな使い方コンナ使い方、というアイデアをいろいろ紹介しています。リヴァーブ名盤50選とか、sleepy.abの山内憲介氏による徹底試奏のコーナー等盛りだくさんです。
ベテラン・アーティスト・インタビューのコーナーには異色のエレクトリック・ヴァイオリン奏者、勝井祐二氏が登場。ROVOという宇宙系(?)人力トランス・ユニットでも活躍されている氏が、ギタリストではなかなか想像できないような独特のエフェクター理論/実践のスキルを語っています。
その他、「ペダルボード見せてよねん」のコーナーでは、現在delofamiliaというソロ・プロジェクトでも活動するオレンジレンジのNAOTO、それからトリプルギター&ツインドラム、という凄まじい編成(笑)でも話題のバンド、HIGEの會田茂一&斉藤祐樹が登場しています。ブランド特集のコーナーでは、エフェクト・ブランドの大老舗MXRを徹底解剖しています。
また、前回(VOL.13)から始まったのですが。動画連動企画が今回も用意されています(前回はBASSアンドLOOPERのデモプレイや、ディレイを複合使用したシューゲイザーの作り方、といった動画がありました)。今回の動画はまさにマイブラ・サウンドの作り方といった旨の動画が3本用意されています。というか、動画はこれから当方が編集するんで、まだまだ作業は続くわけですけど。
そんなワケで今回もギュウギュウにネタが満載のTHE EFFECTOR BOOK、月末に発売予定ですのでお楽しみに。
さて、今回のポストはちょっと本ブログの主旨と離れたことを書きます(言い訳とも言いますが。笑)、ひとときおつき合いいただければ幸いです。なんの言い訳かと言いますと、次回以降ちょっとTONE BENDERと直接関係のない、しかしヒジョーに強力な、是非読んでいただきたいコンテンツをご紹介するからです。
日頃からTONE BENDERというファズのアレコレを探求しまくってる当方ですが、その殆どの情報源は海外のマニアの方や関係者に頼っています。もちろん日本でも興味深いソースに巡り会うことは有りますが、量で言えばその大半は海外からの情報になります。
そんな中で、とある海外のファズ・マニアの方と知り合いになりました。実はこの方、本業は世界的に有名なデザイナー/イラストレーターでして、いわゆるファンタジック・ウォリアーなテイストの画風で有名なキット・レイ(KIT RAE)という方です。彼の絵をあしらったZIPPOが世界中で売ってたり(日本でも売ってますね)、また彼がデザインしたナイフやスウォード(剣)なんかも発売されてたりして、つまりはこの作風の第一人者のひとり、という人なんですね。でも当方的にはその作風にはあまり馴染みがありません(笑)。先ほども書いたように、この方は「ファズ・マニア」でもありまして、自身でBIG MUFF PAGEというウェブサイトも運営されている方です。
そうコレコレ、このサイト。メチャ有名ですよね。ご覧になったことのある方も多いと思われます。多分、というか間違いなく世界一BIG MUFFに詳しいサイトですよね。ありとあらゆるBIG MUFFが網羅され研究されまくっており、正直言ってエレハモの何倍もマフに詳しいだろう(笑)と推測されます。彼はマフ・マニアであると同時にデヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)の大ファンでもあるんですよね。ファズの方はもちろんですが、ギルモア研究にも余念がない、という方です。
当方はファズの歴史とか、TONE BENDERの歴史なんかに関してアレコレと情報交換をしてたのですが、彼とのやりとりで判明したことなんかも結構あります(彼はMUFF専門家ではなくて、ファズ一般に関してメチャ詳しい方なので)。その成果に関しては、追々このブログでも色んな形で今後ご紹介していきたいとも思っています。
で、今年の夏、その詳しい経緯は知りませんけど、彼が単独でJマスシス(ダイナソーJR)のインタビューを取ってきました。インタビュー嫌いで有名なあのJマスシスのインタビューを! すでにそれだけで驚きですが、なんとその中身はBIG MUFFを中心としたファズの話ばっかり!という内容です。しかも膨大な量があります。今まで「100の質問に2くらいは答える」という、ひどくネクラ&ヲタク&対人恐怖症的なイメージ(笑)があったあのJマスシスが、こんなに喋るかね?とニヤニヤしてしまうほどの素敵な内容になってます。まあおそらく現役プレイヤーの中では最もBIG MUFFを愛するギタリストであるJと、最もBIG MUFFに詳しいウェブサイト管理人の会話ですから、盛り上がるのも当然といえば当然ですけど。
そこで彼に懇願し、このインタビューをウチのブログで日本語で掲載することにしました。次回以降、何回かに分けてJマスシス・ロング・インタビューを掲載します。なお、当然このインタビューはオフィシャルのインタビューであり、当ブログでの掲載にあたっては「BIG MUFF PAGE」はもちろんのこと、Jマスシス本人(何と言っても掲載写真の大半はJ本人が撮影した写真になりますから)、それからJのマネジメント会社の許可も取りました! だから転載厳禁でお願いします。
当初はこのインタビューをTHE EFFECTOR BOOKに載せられないかな〜、とか考えたんですよ。BIG MUFFのマニアックな話ばっかりしてるし、TONE BENDERとあんまり関係ないし(少しだけその話題も出ますけど)、何よりTHE EFFECTOR BOOKの編集長は大のダイナソーJRファンだし(笑)。でもインタビュアーであるキット・レイ氏と「ウェブでタダで読めるようにしたい。原文がそうなのだから」という意見で同意し、当方に和訳と転載を許可してくれました。なので、雑誌掲載は諦めて、結果本ブログの独占掲載となります。
左の写真はJの近影プロモ写真ですが、最高ですよね。え、何がって? もちろんTシャツが、です(DISCHARGE!)。
今年ソロ・アルバムを春に発売したばかりで、ソロでのツアー、その合間を縫ってダイナソーJRのライヴ、と大忙しのJマスシスですが、今年の8月に取材されたこのインタビューではその新作のこと、BIG MUFFのアレコレ、ダイナソーの歴史、他モロモロをおおいに語っています。お楽しみに。
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