3.24.2014

Manlay Sound - new demo videos available

 
 以前からつくるつくると言ってながら、完成は最近のことになってしまいました。スペインのMANLAY SOUNDによるデモンストレーション動画。最新版がいくつかアップされましたので、こちらで改めてモデルとともにご紹介したいと思います。ペダルのスペックに関する詳細は過去のポスティングを参照していただければ幸いです。

 まずは先日告知しました、TONE BENDER MK3(ゲルマ3石VER)のクローン・ファズ、MANLAY SOUND「FUZZ」のデモ動画です。ギターはレスポール(グレコ製)と、ジャガー(フェンジャパ)の2種を試しているので、シングル/ハム双方での出音がご確認いただけると思います。
 アンプ環境は、ダイナコードDA16Vという60年代西ドイツ製の小さな16Wアンプで、しかも小さな音しか出していません。つまり、出音の歪み成分は全部ファズを通したもの、ということになります。歴代TONE BENDERの中でも「トーンコントロール可能」で「動作が安定している(ダイオード整流)」ファズ、という特徴をもったMK3ですが、60Sガレージ系ファズ・サウンドから初期クリムゾンのフリップ先生のようなファズ音まで、いろいろと紡ぎ出せるファズです。是非お試し下さい。

 んで、こちらのデモ動画。カラーサウンド「POWER BOOST」のクローンペダル、MANLAY SOUND「PRO BOOST」のデモです。ブースター・ペダル、と銘打っていながらも、オリジナルがそうであったようにほぼ歪み系ともいっても過言ではないペダルでして、しかも18V/9V(つまり電池1ケか2ケか)を選択することで歪みの具合も選ぶことが可能です。
 これ、以前にも書きましたが「日本では(ピンク・フロイドの)デヴィッド・ギルモアよりも、ジェフ・ベックのほうがすげー有名なんだよね。だからベックのデモ演奏してくれない?」とROMAN GIL本人に伝えたのは当方だったりします(笑)。んで、ROMANいわく「コピーすんの難しいわ」とのこと。ええ、だからデモ動画もこんなに遅くなってしまったんだと思います。スイマセン(笑)。でも「CAUSE WE END AS LOVERS」をシットリと弾いてくれてます。上手いじゃん。やるじゃんROMAN。さすが本職ギタリスト。スゲエ。

 こちらは以前にも載せた動画ですがあらためてご紹介です。ROMAN GIL本人によるジミヘン「BOLD: AXIS AS LOVE」のカヴァー。アンプ環境は上の動画と同じですが、こちらの演奏はプレキシ・マーシャルのシミュレートODペダル、MANLAY SOUND「THE SOUND」の最新デモ動画になります。
 上の動画もそうですが、ギターはフェンジャパのストラト、アンプは完全クリーン設定です。つまり部屋の中でも安全に(笑)楽しめる小さな音で、マーシャル&ストラトの音作りをしています。アンプの歪み成分は全部「THE SOUND」で作り込んだ音、というワケですね。
 さらに、ギターソロになった場所ではもうひとつ、MANLAY SOUNDのファズ・フェイス・クローン・ペダル「BABY FACE」をオンにしています。ここで使われたBABY FACEは青(=ゲルマ・バージョン)だそうです。
 そう、マーシャル&ファズ・フェイス、ですから当然のようにギターのボリュームツマミを頻繁にイジり倒すことが重要となります。こちらの動画でも神経質なまでに(笑)ROMANはギターのボリュームいじってますよね。
 ちょっと極端なことを言えば、いくらプレキシ・サウンドのシミュレートをしたペダルであっても、ギターのVOLに反応してくれるものはあまりありません。そういうペダルは「アンプ・ライク」とは呼べませんよね(あ、スイマセン、まあ何をどう呼ぶかは人それぞれ、というのは判っているつもりなんですが)。
 そしてこちらの動画にはROMAN GILの演奏とは別の、重要なシーンが登場します。彼の家にいる、黒いネコ。彼がキラリと目を光らせる瞬間です(笑)

 最後はオマケ的な動画になりますが、MANLAY SOUNDの最大のヒット作となる、TONE BENDER MK1クローン・ペダル「RONNO BENDER」の最新デモ動画です。動画の説明文にもありますが、ウィルコのネルズ・クライン、ダイナソーJRのJ・マスシス(えっそうなの? オレ聞いてねえぞ。笑)、カウンティング・クロウズのダン・ヴィックレイ、ヘンリー・カイザー、ストーン・ローゼズのアジズ・イブラヒム、そして現デヴィッド・ボウイ・バンドのジェリー・レナードも使用している「RONNO BENDER」。世界中のギタリストがこのド変態なクラシック・ファズに興味を御持ちいただいたようで、こちらとしても嬉しい限りですね。ていうか、偉いのは作ってるスペインのROMAN GILなワケですけど。
 既にご承知のように「65 BENDER」としてこれまで販売してきたものと、まったく同じファズ・ペダルです。が、現在「全部RONNO BENDERにラベル(名前)を統一したい」とROMANが言ってきたので「ん、まあしょうがねえよな」ということになり、現在は「65 BENDER」という名前ではなくなりました。ラベルを作った本人でもある当方としてはすこーしだけ寂しいですが、まあラベルなんて関係ないですよね。重ねて言いますが、中身はまったく同じものです。

 そのRONNO BENDERはいま(2014年3月末)当方の手元には在庫がないんですが、FUZZ(MK3クローン)、PRO BOOST、THE SOUNDに関しては手元に在庫がございます。また他のMANLAY SOUND製品もいくつか在庫があります。興味をもたれた方はメールにて直接お問い合わせいただければと思います。
 

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