
最近、TONE BENDER MK1の研究に没頭してしまっております。というのも、近々MANLAY SOUNDにて限定で製作する予定の「65 BENDER」スペシャル・バージョンのサーキットのためなのですが、そんな日々の最中、比較対象用、てことでいくつか個人製作モノのTONE BENDER MK1を入手しました。これまでもMANLAY SOUND「65 BENDER」を筆頭に、JMIのリイシュー等いろんなMK1を掲載してきましたが、それらとの比較も含めて、最新のMK1ブティック・ペダルをご紹介したいと思います。
今回掲載したのはアメリカの個人製作家マーク・スミス氏の製作によるMK1クローンです。彼はSMITTY PEDALSというブランド名で商品を発売(しかもかなり廉価で、おサイフに優しいです)しているので、その名前をご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、このMK1クローンは2つしか作ってないとのこと(シリアルNo.2ですね)。


本人によるサンプル・ビデオがYOUTUBEにアップされているので(ただしこのデモ・ビデオはおそらく小さなスピーカーのアンプを通したために、あまり純粋なサウンド・サンプルとは思えません。アンプの特性が凄く強くて、ファズの特性が見えにくい、という意味です。そういった点も差し引いて考えてもらえればと思います)、そちらもあわせて確認の上、以下当方の個人的な感想を参照願いたく思います。まず歪み成分が思い切りトレブル寄りで、シャーシャーと歪む、といった印象があります。当方が経験したことのあるMK1系の中では、一番ドンシャリと言えるかもしれません。

もともとファズ・ペダルは歪ませてサスティンを電気的に無理矢理延ばす、とも言える回路ですから、減衰が始まってしまってからの音成分はあまり重視しない傾向があるのかもしれません。それに、ファズなんてのは「ノイズと友達になれるかどうか」で好き嫌いがハッキリ別れる類いのエフェクターだ、と個人的には思ってますので、こんなコマケエことは気にしないほうがいいかもしれませんが(笑)。

D.A.M.のデヴィッド・メイン氏を筆頭に、多くのペダル・ビルダーがサジを投げ捨てる(笑)程の難易度を誇るMK1回路ですが、それでも個人的に当方はMK1を愛してやまないので、どうしてもコマケエ部分にも注目し比較してしまいます。スイマセン。
ちなみに、いつも65 BENDERやJMI MK1の特徴を紹介する際に「ツマミは9時で爆音」と当方は書きますが、このSMITTY PEDALのMK1はさらに歪みが強くて、「ツマミは8時でもう爆音・爆歪」といったカンジです。ただでさえ歪み量を調整するのに気を使うMK1回路ですが、このペダルはさらに大変そうです(笑)。
ただし、これも比較上での話でしかありませんが、SMITTY PEDALのMK1は凄く歪むけど、音量はそこまでデカくない、と感じます。逆に言えば、JMIやMANLAY SOUNDのMK1は、そんなに激しく歪むわけではないけど、音が馬鹿デカい、と(笑)。
なんだかグチばかりを書いてしまった感もありますが、作りはしっかりしてますし、回路も正確で、eBay等を通じて既に結構な人気を得ているSMITTY PEDALではあります。今回当方は上記のMK1だけを買いましたが、SMITTY PEDALでは他のバリエーションのTONE BENDERクローンも製作しているので、以下、簡単にご紹介します。




ちなみにMK1.5クローンとMK2クローンの2つは、トランジスタの固定方式がソケット式になっていて、交換が容易になっています。これを買って、色んなトランジスタをアレもコレも、と片っ端から試すっていう使い方も楽しいかもしれませんね。マニアックな楽しみですけど(笑)。


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