1.02.2011

Manlay Sound - Ronno Bender (early ver.)

 
 新年あけましておめでとうございます。2010年2月からスタートした本サイトですが、おかげさまでまもなく1年を経ようとしています。だからどうした、というワケでもなくて、今後もポチポチとネタがあれば更新する、新しい情報が入ればポストする、という姿勢は変わりません。
 ただ、当初からズーっと考えていたことなんですが、「Youtubeを利用して、片っ端からサンプル動画をアップする」というアイデア(勿論その一番の目的は、セッティングによって音はこんなに変わりますよ、ということを実験するためでもあったのですが)を、なんとか今年は実践したいなあ、とも思っております。引き続きのご愛顧、何とぞよろしくお願いします。
 さて、昨年最後のポスティングから2週間も開いてしまって恐縮ですが、今回はMANLAY SOUNDが一番最初に製作したファズ、RONNO BENDERのことを触れたいと思います。ここしばらくMK1回路の研究のためにアレやコレやといろんなクローンを試してきたのですが、その出発点でもある、という意味で、これを取り上げようと思います。
 MANLAY SOUNDのビルダーであり、ギタリスト/シンガーでもあるROMAN GIL(昨年の12月は、丸々ひと月オランダでツアーをやっていた、とのことで、結局12月にはMANLAY SOUNDの商品の製造・出荷はできませんでした。そんなこともあって次回入荷まで、もうしばらくお待ち下さい)が、最初にこのRONNO BENDERというMK1クローンを作ったときは、別にエフェクター屋をやるつもりはなかったそうなんですが、当方がこれを痛く気に入ってしまい、じゃあ一緒になんかやるべ、となったのがそれ以降のMANLAY SOUNDの各種ファズ・ペダル製品、というワケです。昨年めでたく(?)MANLAY SOUNDは会社登記したそうで、正式なエフェクター・ブランド/会社になった、てことになります。

 そんな世間話はともかく、初期のRONNO BENDERを検証してみたいと思います。現在(2011年)もRONNO BENDERという名前の金色のファズはMANLAY SOUNDの製品ラインナップに入っていますが(ただし日本未発売です)、中身は65 BENDERと全く同じものです。つまり、このこの初期に製造されたものは現在と少し構造が異なっているわけなんですが、徐々にブラッシュアップされていって現在の65 BENDERに至る経緯などをご紹介しようと思います。
 
 2009年の夏頃に製作されたこの初期モデルですが、まず外見からわかる構造の違いは、ノブの位置です。ご承知の通り、オリジナルのTONE BENDER MK1はロゴの文字がペダル最上部にあったわけですが、それを再現するためにノブの場所を中央に寄せていた、というワケですね。現在は65 BENDERのロゴは筐体中央にあるので、その場所を変えてあります。
 回路の構造上の違いもいくつかあります。ひとつは使用しているトランジスタ。写真のように、このRONNO BENDER初期モデルでは、トランジスタに「ブラックキャップのOC75」「平べったいキャップの2G381(再生産品)」、それと「型番不明のロシア製ゲルマ・トランジスタ」の3ケが使用されています。

 これまで何度も触れてきましたが、OC75は価格も高く、そのわりに音も歪み値もバラバラで、丁度いいパーツを探すのが面倒臭い(笑)こと、それと、再生産品の2G381もそれほどグっとくるようなサウンドではないこと、そんなこともあって、以降のMANLAY SOUNDではこの組み合わせをあきらめ、サウンド重視で現在の組み合わせ(2SB324やMP20、AC125あたりからベスト・マッチを模索する、という方法)を選んだわけです。

 当方が最初に買ったこのRONNO BENDER初期型も、おそらくOC75の歪み値のせいだと思うのですが、ハムバッカーを使用したときに音が(他と比べると)こもりやすくなります。このペダルでのベスト・セッティングをなんとか見つけて使用しているわけですが、これ以降MANLAY SOUNDが製造した65 BENDERのほうが、もっと簡単にセッティングを見つけやすくなっている、と実感しています。
 また、レジスター(抵抗)やキャパシタも、現在の65 BENDERではもうちょっと高級なものに変更しています。

 内部写真でもお判りのように、当初は回路基盤を「トランジスタが上に向くように」配置していました。現在は他のモデルも含めパーツが下(=裏蓋を外したときに見える)に向けて配置しています。勿論それ自体は音には全く関係ありませんが、後々回路をいじるとき(特にトリムポットをいじる等の作業をする際に)この方がとっても便利だ、というのはいうまでもありませんね。

 このRONNO BENDERが世に出た頃には、世間にはTONE BENDER MK1のクローンは他にJMI製のリイシュー品しかありませんでした。そちらは後に、正式にゲイリー・ハースト本人がリファービッシュを行ったことで、見た目もサウンドもよりオリジナルに近づいたわけですが、方やMANLAY SOUNDとしては「よりサウンドにこだわって」「より入手しやすい価格にするために」パーツ選びを行っています。なんでこんな事を書くかと言えば、JMIのリイシュー品はどうしても高額で、しかも当方の印象としては音がシャーシャー鳴りすぎるキライもあったせいなんです(さらに、ノイズがちょっと多かった、ということもあります)。MANLAY SOUNDのMK1クローンにしても、回路構成はまったく同じで、同じ理想を目指して製作してるわけなので、そんなに大きな違いがあるわけではないんですが、少しでもベターなサウンドを目指して、というわけです。



 さてさて、今後もMANLAY SOUNDの製品は当サイトを通じて、もしくは馴染みの店舗を通じて販売していく所存ではありますが、いくつか当方の手元で行く先を決められずにゴロゴロ寝転がってる、というペダルを、個人的に処分しようと思っております。一応下記を参照の上、欲しいと思われるかたがいらっしゃれば、こちらまでメールでもいただければな、と思います(4月26日追記:以前こちらで販売告知を行っていたMANLAY SOUNDのアウトレットのエフェクター3ケは、全て販売を完了しました。お買い上げ下さった皆様、ありがとうございました)。
 それから、以前告知させていただいた通り、MANLAY SOUND製品は2011年から一部商品の価格を改訂します。次回入荷時より、65 BENDER29800円に値上げTHE ALADDINTHE XS FUZZ23500円に値下げすることにしました(価格はいずれも当サイトでの直販価格です。が、一部店舗での販売価格も、同様に変更すると思います)。その他の製品は据え置きの予定です。今後とも、MANLAY SOUNDのファズ・ペダルを、何とぞよろしくお願いします。
 

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