
当ブログ「BUZZ THE FUZZ」でも、当方のフザケた文章が随所にあることはご承知かと思われます(笑)。今回のムック本では、そのフザケた部分のみがギュウギュウに入ってる、とでも言いたくなるような(笑)内容ではありますが、基本的にはいたってマジメな、低予算でギター改造をやらかそう、という本です。もしそういう(ギター改造)方面で興味をもたれた方がいらっしゃいましたら、是非書店でお手にとっていただければ幸いです。
ちなみに、「予算1000円で、レスポールの中にFUZZ FACE回路をブッ込んでしまおう」なんていう改造も紹介されたりしています。価格は税抜き¥1000円で、絶賛発売中です。

さて本題に入りますが、実は上の本とちょっとだけ関連もあります。「激変¥1000」のタイトル・ロゴは、日本語のモノ(これも実のところは『ZIGGY STARDUST』のジャケのロゴをイメージして作ったんですが)、それから英文のロゴもありますが、その英文ロゴのほうは、今回紹介するファズ、LADY STARDUSTのロゴにインスパイアされて作ったものだからです。まあ、そんなロゴマークの話はともかく、そのグラム・ロック魂がギンギンに溢れるファズをご紹介したいと思います。


で、今回の「LADY STARDUST」ですが、そのドンズバな名前からも推察されるように、実は彼もデヴィッド・ボウイ/ミック・ロンソンのファンだそうです。ウフフ。このファズはとあるギタリストからのリクエストを受けて開発を始めたファズだそうですが、完成後、素敵なラベルをまとったこのファズは、PHOENIX製品中一番有名なペダルとなったようです。当然のように当方も入手しました(2ケも。笑)。2年くらい前のことです。


それほど出力はデカいわけではないので、アンプとのマッチングを考慮することが重要にはなりますが、それでも「トーン・コントロールが可能なVOX TONE BENDER」として、かなり多くのサウンド・バリエーションを生み出せるわけですね。歪みの質、という意味でも、オリジナルのVOX TONE BENDERと同じタイプだけではなく、インピーダンスの調整で歪み具合は変わりますし、またバイアスをコントロールするだけでも歪み具合は変わります。その辺がより分かりやすく体験できるファズ、と言えるかと思います。

たとえばZ.VEXのFUZZ FACTORYのような飛び道具的なファズとは真逆の、オールドスクールな類いのファズではありますが、上記のように多くのコントロールをいじることで、好みのファズ・サウンドを追求できるという面は、やはりユーザーフレンドリーという意味で現代的と言えると思います。個人的にもこのファズが結構お気に入りだったので、早速アレックス本人にコンタクトを取り、カスタムオーダーでこのLADY STARDUSTを組み込んだドデカいペダルを作ってもらったりもしました。



また、ワウ回路ですが、当方は固定で使おうと思ったので足踏みペダルは不要なんですが、もし足でワウワウしたくなった時のために、ということで、筐体の横にジャックを設けて、別の足踏みペダルを接続することで足での可変も可能、という仕様にしてもらってあります。でも、この足踏みペダルを持ち歩くくらいなら、フツーのワウ・ペダルを1ケ持ち歩いたほうがいいですよね(笑)。
このカスタム・ペダルの製作のために、アレックスとは何ヶ月にもわたって何十往復も(笑)メールのやりとりをしたので、おかげでいろいろと仲良くなりました。

(2/1追記)LADY STARDUSTの色に関してですが、上掲した写真では、青いスパークリング・カラーに見えると思います。ですが実際にはこのペダルは紫色のスパークリング・カラーで、実物の色は、一番上の筐体写真の色、もしくは、4番目に掲載してある「裏蓋の色」に最も近いです。蛍光灯の下で撮影すると、ウチの環境ではどうしても青くなってしまい誤解を招く恐れがあると思われます。その点は予めご了承願いたく思います。
No comments:
Post a Comment