10.12.2012

[SALE] JMI Tone Bender MK1 - Mick Ronson Sig.


 さて、前回チラリと告知しましたが、英国JMIの製品のアウトレット・セールです。チマチマとやってる当ブログですし、セール、と言ってみた所で大々的にやるようなモノではないのですが(笑)。

 今回のブツは、4ケのみ限定、ということになりますが、JMIのTONE BENDER MK1リイシュー品のミック・ロンソン・モデルのアウトレット品です。2010年にリイシューが始まったMK1ミック・ロンソン・モデルですが、新品で売り出すのはこれが最後になります。つまり、もう作ってないんですよね、JMIでは。

 以前当ブログにてこのモデルの2010年版を紹介した時の仕様と比較いただければより判り易いとは思うのですが、今回のこの4ケの「何がアウトレットなのか」を以下に記します。まず大きなポイントは「木製の化粧箱がない」ことです。
 既に「ミック・ロンソン・モデルは作ってない」ことを以前にJMIから聞かされていたんですが、「だって通常版MK1はあるんだから作れるでしょう?」と質問してみました。そしたら「木箱がもうない」ていうことになってたんですよね。

 さらに、当初と違う点があります。それはトランジスタです。2010年の段階では、ブラックキャップのOC75が1ケ、それとテキサス・インストゥルメンツ製の2G381が2ケ、という合計3ケのトランジスタを使っていました。これが、今回のブツでは初段がOC75ではなく、無印(註:おそらくRCAかTEXAS INSTRUMENTS製だと思うのですが、文字が読めませんでした。ご覧のように、シルバーのTO-5ケースに入ったモノです)のゲルマ・トランジスタとなっています。後段2ケはそのまま2G381なんですが、何故初段を変更したかは理由が判りませんでした。
 基板上の他のパーツとの接触を避けるため、写真でご覧頂けるようにトランジスタの下に絶縁用のテープがペタッと貼ってあるのがわかります。今回販売するもの4ケとも、全てこうなっていますことを予めご了承下さい。

 もちろん気になるのは「音が違うのかどうか」ですが、今回の4ケ、全部試してみたところ、いつも通りのJMIのTONE BENDER MK-1の音でした。やはり、TONE BENDER MK1の回路、そしてその回路の核となる後段のトランジスタにオリジナル通りの2G381を使えば、こういう音になるんだな、とあらためて確認できました。当然当方が持っている2010年版のMK1ミック・ロンソンSIG.とも比較しましたが、音には違いがありません。以前から「JMIのMK1のサウンドは、トップエンドがややシャーシャーする」と書いてきましたが、今回の4つもその点もまったく同じです。音のクオリティーは他のJMI製品と同じです。ただし、初期のブツとはトランジスタが違うことも事実です。

 さて、この限定4ケのアウトレット品は、新品として販売するものではありますが、長いあいだJMIのファクトリーで放ったらかしになっていた鉄製ケースを使って製造したものなので、若干の塗装カケがあります。写真で撮影した部分は、今回4つあるブツの中でも一番デカい塗装カケ部分の写真です。ネジ穴の下のところがチロっと禿げている部分です。これより大きなカケはなく、他は至って新品同様ではありますが、現在の状態で既にこんなカンジであることを予めご報告させていただきました。

 そして最後の写真でご覧いただけるように、ファズ本体以外の付属品は、ミック・ロンソンの伝記本「THE SPIDER WITH THE PLATINUM HAIR」、そしてミック・ロンソンの生写真、以上になります。今回はアウトレット品なので、JMIの証明書等は付きませんが、製品シリアルをこちらで控えておきますので、勿論保証等はこれまで当サイトを通じて販売したもの同様に対処させていただきます。

 価格は40000円(送料/税込)とさせていただきます。最初にも書きましたが、4ケのみです。もしご希望の方がいらっしゃれば、こちらまで直接メールにてお問い合わせいただければと思います(ただし勝手ながら匿名でのメール/ご質問には基本的にお答えしていません。お名前の記載をよろしくお願いします)。

 限定数での販売/先着順、となりますので、売り切れの際はご了承下さい。また、JMI製品では他にもアウトレット品を用意するつもりですので、今後の続報もご期待ください。



 11月16日追記:上記のJMI TONE BENDER MK1 MICK RONSON SIGNATUREのアウトレット品は完売しました。お買い上げいただいた皆様、有難うございました。
 

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