
で、今更ながら既に発売中の THE EFFECTOR BOOK 最新号を、一応、という形でご紹介しておきます。特集はディレイ。既に何度かディレイ特集は本誌で掲載されていますが、今回は「使い方」にスポットを絞っての特集となっています。表紙に掲載したのはT.C. ELECTRONICのFLASHBACK。これ、小さいのに優れものですねえ。TCのディレイはとても優秀だ、と既に評価が高いのですが、電池で動かせる機種は限られるので、こういうのがあるととても嬉しいです。個人的に(笑)。
前回のポスティングでも書きましたが、元マルコシアス・バンプ、現在RAMA AMOEBAのフロントマンであり、同時にAKIMA & NEOSというアンプ・ブランドの主宰でもある秋間経夫氏のインタビュー原稿が掲載されています。これ、是非あらゆるバンドマン、ギタリスト、ミュージシャン、エンジニアの方に読んでいただきたいんですよね。で、もし、そこに書かれていることにピンと来た、ハッとした、という方がいらっしゃれば、嬉しい限りです。

またアキマさんが実際に検証実験をした上で判明した 4x12インチ・キャビのダメなところ に関しても言及していただいてます。もしかしたらこの事実に気づいた人は、アキマさんとエリック・クラプトンだけ(!)かも。全国のマーシャル愛好家の皆さん、是非とも同じ実験をしてみていただきたいと思います。もしかしたら、そのアンプを窓から放り投げることになるかも(笑)。そういうソラ恐ろしい話が満載です。

そうです。同じギターと同じアンプと同じエフェクター買ったところで、凡人がすぐに当時のギタリストと同じ音を出せるワケではナイ、ってことですよね。アキマ氏はご自身の持っているレスポールのテールピースの高さを調整するのに丸々一晩を費やす(!)という方ですが(でも、こないだ調整に出したら勝手にその位置変えられちゃって、今ショボーンとしてるところ、とも仰ってました。笑)、プロが出すサウンドっていうのは、結局そういう日々の研鑽を大量に積み重ねすることでしか生まれない、という恐ろしい現実も垣間みることができました。

余談となりますが、左の写真はインタビュー中にも掲載した、マルコシアス・バンプ時代からアキマさんが使い続けてるギター。チューナーはドクロのペグ、ヘッドにはジュラ期のアンモナイトの化石(本物)が埋め込んであり、リアPUはダンカン59、フロントは無名のリップスティック、コントロールは2VOL、ボディートップのステンドグラスは自家製で、ボディー(マホガニー材)に落とし込んであります。マルコシアス・バンプのファンならご承知の方も多いと思いますが、このギターにはストロボフラッシュが埋め込んであって、スイッチいれるとピカピカッと光るんですよね。グラムですねえ!最高です。
さてさて、THE EFFECTOR BOOKではほかにも、みんな大好きマイケル・ランドウのペダルボード解説とか、ジムダンが発売したFUZZ FACEの新作モデル、久々のZ.VEX特集なんかもあったりします。是非お手にとっていただければ幸いです。
で、最後にこのブログに関する告知です。前にもチロっと書きましたが、次回以降、ロバート・フリップ先生のインタビューを掲載します。いま必死でまとめてるところです。正直先生の御発言は難解極まりないメンドクサイものではありますが(笑)、機材をメインに話をするフリップ先生のインタビューですから、とっても楽しい文献であることは間違いありません。なんとキング・クリムゾンが来年大復活するというニュースも最近飛び込んできまして、なかなかタイムリーなインタビューかもしれませんね(偶然ですが)。いやーこのインタビューのおかげで、すっかり「ボリュームペダル」っていうのにハマってしまい、今いろいろ研究してるところです。個人的に(笑)。

200Wってウタってるのに、120Wくらいしか音が出ないってのはホントかどうか。SOUND CITYのアンプのように、同じくアクティブ・トーンを持つイギリス製アンプとMARSHALL MAJOR初期型は一体何が違うのか。とにかく謎だらけの初期型MAJORに関しては、アキマさんの手によって解明されることになっています。どうなることやら。そちらもお楽しみに。
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