
で、当ブログ最初の更新は、過去も常々告知していました雑誌THE EFFECTOR BOOK 最新号のお知らせです。すでに3月頭に発売となっております。同誌もなんとVOL.35となりました。で、今回の大特集はダンブル系ペダル。ダンブル、つまりあのカスタム・アンプの超高級品、ダンブルの音を狙ったOD/DS系ペダルの大特集というわけです。
ダンブルの本物を持ってる人なんてそうそういませんし、なんといってもカスタムメイドですからそのアンプの音は全部(笑)違います。弾き比べしたこともないクセに、勝手ながらそう断言しちゃいます。なのに何故ダンブル系のサウンドは多くのギタリストを夢中にするのか。そして、あの音はどうやったらペダルで再現できるのか、その仕組みは一体どうなってんのか、なんてことが特集されてます。

本誌とは関係ないですが、当方もつい最近ダンブル系DSペダルで有名なJ ROCKETTのTHE DUDEを買ってみました。興味わいちゃったもんで。で、使ってみて、正直ものっ凄く使い辛かったです。己の下手さ加減がそのまま出てくる、いえ、むしろ下手なやつが使うと下手さ倍増、という恐ろしい(笑)ペダルでした。クリーンで使うとすんごい美味しいペダルでもありましたが、それじゃあ意味ないし(笑)、と今悩み中です。

さて、本誌では当方もひとつ記事を担当させていただきました。それはあのエイドリアン・ブリューのインタビュー記事です。ええ、インタビューさせていただきました。しかもとっても贅沢な質問ばかりをぶつけてみました。既にこのブログをお読みの方であればブリューに関しては説明不要かと思われます。が。


なんと言ってもド変態系ギタリストの筆頭にあげられる変態さんですから、とても興味深い返答をいただいています。あと余計なことですが「なんでロバート・フリップの編み出した変則チューニング使わなかったの?」とか、「なんであんなにギターのポジション低いの?」とかそんなことまで聞いてみました。後者に関しては「やっぱりアレ低過ぎるよね」なんていう本人の返答を頂きまして(笑)。ああやっぱりステージ上の表情そのままに、なんていい人なんだブリューさん、という印象を強く抱きました。興味を持たれた方は是非お手にとっていただければ幸いです。

昨年の秋に、ボウイの本を1冊上梓しました。実は当方にとって初めてのボウイ本です。昨年の秋、ボウイの「74年〜76年の間の」ボックス・セットが発売になったので、それに合わせてこんな本を作りました。当然ですが、中身は74年から76年の「たった3年間」だけのことを書いています。できることは限られてますし、書ける事も当然限られます。が、一応ガンバって作ってみました。
ボウイが亡くなって現在の状況があります。それは事実ですが、何と言っても当方の意図/本書の意図として「本人そのものと本人の業績を解析する」という本になってます。本書の主人公はデヴィッド・ボウイその人それからその作品に他なりません。そこを堅持したかったんです。だから思い出語りは極力排除しました(註:とはいえ、当方もあとがきで感傷的なことを書いてしまいましたが)。死んでも死ななくても偉大なものは偉大。そこだけは、監修者として譲れない線でした。
人(他人)の人生を簡単に変えてしまう程に、デヴィッド・ボウイは偉大でした。もうこういう人は現れないかもしれません。わかんないスけど。
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