4.05.2024

Buzz The Fuzz - feat. Kazuma Koshikawa [1] [2] [3] [4]

 
 はい、ではサンプル動画のご紹介と、その解説をします。ちなみに動画内にはベラベラと説明を喋るトークとか、文字でダラダラ解説するようなテロップを入れてません。こちらのブログの駄文を合わせて読んでいただければと思います。
 ちなみに上の写真にある通り、最近また数個新たに入荷しました。なので今なら在庫があります。こんな感じで追加製造は少しずつポツポツとやっておりますので、もし興味あるという方はお早めに。



 デモ動画では、基本ギターはギブソンLES PAUL CUSTOM、アンプはマーシャルの1962 BLUESBREAKER(現行品)を使用。ただし随時変更してる箇所もありますので、使用してるギター、アンプ、スピーカーの情報は、動画の最初にクレジット入れてますので、そちらを読んでください。あとこれライヴハウスで大きな音で収録したので、音量のせいで画面がプルルルっとブレる時があります。音はマイキングしてあるので大丈夫なんですが。あらかじめご容赦ください。

[1]まずはこのファズのファズ音。動画の頭はドライ音(=アンプ直の音)になってますが、0:25からファズをONにしています。ただしこの時はインプット設定をONにしてる(つまみで下げている)状態です。その後0:50からはインプット設定を無効化(バイパス)して、フルで歪む状態でソロ・プレイを始めてます。これで、ファズの歪み具合を2段階で行き来できることがお分かりかと。
 今までこのブログでも、「クランチ状態」「フルで歪んだ状態」っていう説明をしてきたと思うんですが、これがその正体です。クランチ状態の歪みは、まるで真空管アンプを歪ませた方ような歪み(←もちろん比喩表現として使ってますよ)っぽいことがお分かりいただけると思います。フルにするとブワーっと歪みも倍音も増えて、一気に別世界。もちろんツマミ設定でより歪ませたりもっと歪みを下げたりもできます。これだからゲルマニウム・トランジスタのファズって面白いですよね。



[2]次の動画。これはとってもシンプルな実験を行った動画です。ファズをある程度歪ませた状態にしといて、放置。んでギターのボリュームをいじることでどこまで音色変化するか、を見てみた動画です。つまりこの動画はファズがずっとON状態なんですけど、その状態でクリーン・サウンドを作れるのがお分りいただけると思います。しかもこの時のクリーンの音は、アンプ直のバイパス音とは違って、カリカリな倍音が付加した音なんですよね。これを鈴鳴りと呼ぶかどうかは人ぞれぞれだとは思うんですが、いろんなピックアップで試してみてください。面白いですよ(それぞれ違う結果が出るので)。



[3]ご覧のように短い動画ばかりなので、ポンポン進みましょう。これも単純な実験動画です。ファズの歪みは一定にしたママで、インプット・ツマミを変化させるとどう歪みが変わるかという実験。徐々に上げていき、0:54くらいでインプット・ゲインをバイパスしています。つまりそれ以降はインプット・ツマミをフルにしたのと同じ効果、ということになります。以前も「このファズの歪みはインプット・ツマミとファズの歪みツマミ、その双方で調節する」と書きましたが、その参考になるかと。どのくらいの位置からどう歪みだすかは、ギターのピックアップに思い切り関係するので、ギターを変えると少しずつ歪み方も変わります。その点はご留意ください。



[4]こっちの動画は、真ん中のツマミ=ファズの歪み調整ツマミがどう作用するか、の実験動画です。なお、真ん中の可変を純粋に見るために、右のツマミ=インプット・ツマミは無効化(=バイパス)しています。バイパスしてるから、そこのツマミがゼロ状態でも音が出てるわけです。0:14からファズをONにして音出ししていますが、この時点でも(ファズの歪みツマミはゼロなのに)、もう歪んでますよね。ここから先は、どんどん歪んでいくわけですが、ゴーストノートというか、からピック音なんかを注意深く聴いていると、音がどんどん歪んでいるのがわかるかと思います。フルにした1:19くらいで、ハウリング起こしてるのが聞こえますよね。つまりそのくらい爆音なんです。
 実はこの時のアンプ(マーシャル 1962 BLUESBREAKER)はヘッドルームがあまり広くないので、割と歪みやすいタイプの、古典的なマーシャルらしいアンプだと思います。それでもハウリング起こすくらい爆音出すのは大変なことですけど(笑)。

 とりあえず今日のポストはこの動画4つにしときます。動画は全部で1ダースくらいあるんですが(笑)、まあボチボチとやっていきますので今後もお楽しみに。先に書いておきますが、動画撮影に協力してくれた越川和磨氏に感謝。ちなみに彼、この撮影の翌日にライヴがあって、その日の足元はこのファズ1ケだけでした(笑)。やるぅ。 (この項続く)



 このファズの販売は、当ブログを通じてのみとなります。直販価格は50000円(税込)となります。発送はヤマトの着払いを利用します。もしご希望の方がいらっしゃれば、こちらまで直接メールにてお問い合わせいただければと思います(ただし勝手ながら匿名でのメール/ご質問には基本的にお答えしていません。お名前の記載をよろしくお願いします。

 また、このファズの保証に関して。
●「手作り」=文字通り全てハンドメイドで製作されたペダルです。出荷当初から個々に微細な傷等がついている場合もありますが、外観に関しては一切のクレームを承れません。ご理解願います。
●全て正常に動作することを出荷直前に確認してから発送していますが、上記の通り、古い時代のゲルマニウム・トランジスタを用いた回路であり、1つ1つを手作業で選別・設定して製作されていますので、サウンドに個体差が生じる場合があります。この点に関しても一切のクレームを承れません。ご理解願います。
●到着後、製品上の不良等トラブルがあった場合は対処します。直接こちらまでご連絡ください。なお、修理保証は「出荷先のお名前」と「シリアルナンバー」が一致したもののみ承ります。転売されたものや他者経由での修理依頼はお断りさせていただきます。この点ご了承ください。

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