


まずドカーンと写真を大きく使いましたが、御大ピート・タウンゼンド氏です。彼は最近創刊されたウェブ・ギター・マガジン「iGUITAR」の創刊号で特集されていまして、その中で過去に使用した機材に関して説明がありました。で、「ピート・タウンゼンドは60年代にゲイリー・ハーストが作ったTONE BENDER MK1を使ってたぞ」ということが紹介されているんです。証拠写真なんかは掲載されていませんでしたが、その事実は当ブログをお読みいただいている方であれば、殆どの方が既にご承知のこととは思います。
面白かったのはTONE BENDERのことだけでなく、「60年代後半頃、ピートが使用していた機材リスト、というのはミュージシャン間でもの凄く需要があった」という話です。なぜなら、当時ピートが使用した機材はファズのみならず、アンプやギターも「最新のもの」ばかりで、ミュージシャン達はそれが何だったのか知りたい、それを(他の誰よりも早く)買いたい、というニーズがあった、とのこと。ミック・ロンソンなんかもそのひとりだったんでしょうね。
ピート・タウンゼンドは60年代から現在に至るまでもハイワット・アンプのユーザーであり、現ハイワットを運営しているのはJMIと同じ連中(つまりジャスティン・ハリソンがボス)ですから、今もJMIと懇意にしている、とのことです。いつかピートに直接インタビューできたら嬉しいですねえ。と勝手に個人的な妄想を巡らせています。


そして本国の公式サイトには「JMIはゲイリー・ハーストが手がける唯一のエフェクター・ブランドです。偽物に注意!」とか書いてあります(笑)。まあ、偽物なんてのはいまのところ誰も作っていませんし、むしろゲイリー・ハーストという人の名前をもっともっと日本で有名にしなきゃなー、なんて当方は思ったりもするわけですが。先方からは「日本で楽器フェスかなんかあれば、喜んで日本にいくぜ」という連絡も貰っています。嬉しいですねえ。嬉しいんですけど、誰が飛行機代払うんだよ!という困難かつ重要な問題は解決できないママです(笑)。ちょっとこの件に関しては、しばらく様子をみながら考えたいと思います。
ちょっと脱線しますが、最近VINTAGE PEDAL WORKSHOPの製品が遂に日本で発売されましたね。アレを「JMI製品と間違えて」購入するという人はいないだろう、とは思うんですが、一応念のために書いておけば、JMIとVPWはもちろん関係のないブランドです。ただし現VPWのスティーヴ・ジャイルズ氏が以前JMIでエフェクターを作ってた、というのももちろん事実ではありますが。余談ですが、次回以降でRANGEMASTERに関して詳しく紹介しようと思ってるので、詳細はそちらで書くつもりですけど、JMIは「DALLAS RANGEMASTER」の名を商標登録しています。ホントならRANGEMASTERという名前を商品名につけるのは、JMIしか出来ないんですよね。
それからなぜかこんなニュースもありました。ジョニー・デップ(もちろんあのジョニー・デップ。本物さんですよ。笑)は音楽も大好きな人で、自分で音楽活動を行ったりもするわけですが、なんと最近彼はJMIのTONE BENDERを2ケ、購入したそうです(笑)。ひとつはMK1.5、でもうひとつはPROFESSIONAL MK2 OC81Dバージョン、とのこと。ホエー、やるじゃんジョニー・デップ。関係ないけどなんだかオイラも嬉しいぞ(笑)。まさか本ブログでジョニー・デップの写真を使うことになるとは思ってませんでしたねえ(笑)。そういえばジョニー・デップはキャリアの最初は、バンドマンとしてデビューしてるんですよね。イギー・ポップの前座も務めたことがあるそうですし、ローリング・ストーンズとも仲が良い、という話はよく聞きます(デップ扮するジャック・スパロウのルックスは、キース・リチャーズをモチーフにした、という話も有名ですし)。またいささか旧聞になりますが、オアシスのアルバム『BE HERE NOW』で、デップ氏はスライドでチョロっとギター弾いてるそうです。


長らく日本で品切れとなっていたMK1.5や、MULLARD OC81D版のMK2(こちらは予約分ですでにSOLD OUTとなりますが)も近日中には日本に到着する見込みです。引き続きJMI製品をよろしくおねがいします。
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