5.15.2010

Manlay Sound - Now On Sale


 お待たせいたしました。既にいくつかの楽器店を通じて販売を開始させていただいてるスペイン・バルセロナ発のMANLAY SOUND制作によるTONE BENDERクローン・ペダル3種類ですが、僅かではありますがなんとかストックを確保する事が出来ましたので、以前から告知させていただいた通りこのWEBを通じても販売させていただきます
 それに先立ちまして、予めご理解いただきたいのは、当方は「業者/会社ではないこと」、それから「ビルダー本人ではないこと」です。個人制作と個人販売によるエフェクターで、個人間取引となりますことをご了解願います。商品の状態や性能に関しては、スペインで出荷時にビルダー本人が、加えて日本に到着時に当方が全て一個一個実際に音出しして確認しています。ですから不良品でない場合の交換/返品は承れません。完全な新品とはいえ試奏の際に指紋等が付いている可能性は勿論あります。また、通常の楽器店にて添付される「楽器店保証」といったような保証もつきません。ご不便とは存じますが重ねてご理解のほどお願いいたします。購入に際してご不明な点はお問い合わせいただければと思います。

 MANLAY SOUNDの製品は、全部ピュア・アナログ回路、伝説的といわれているファズ・ペダルの復刻をハイ・クオリティーで実現したものです。全てハンドメイド、ポイントTOポイント配線、ゲルマニウム・トランジスタは正しい数値で正しい音の出るものを1ケ1ケテストして選別。なるべくコンパクトに、そして丈夫なペダルを、グラフィックはシンプルだけどエレガントなものを、以上を実現すべく、少数ですが丹念に生産されています。
 下記でも簡単に製品仕様には触れていますが、各エフェクターの詳細に関してはこれまでのエントリーを参照願いたく思います。



■ MANLAY SOUND / 65 BENDER(¥29,500-)
 ジェフ・ベックやミック・ロンソン等が使用したことでもお馴染みの、1965年夏にゲイリー・ハースト氏によって開発されたいちばん最初のTONE BENDER、通称「MK1」のクローン・ファズです。基本回路はオリジナルのMK1と同じですが、トランジスタにはヨーロッパ製OC75、日本製2SB324、ロシア製MP20等の組み合わせで毎回チューニングを確認、最も結果の良い組み合わせのものを製品として出荷することにしています。サウンドはオリジナルMK1同様の、激しく荒々しく、そして大音量のサウンドを完全にコピーしています。



■ MANLAY SOUND / 66 BENDER (¥23.500-)
 1966年初頭にゲイリー・ハーストが新開発したアップデート版TONE BENDER、ポール・マッカートニーやジョージ・ハリソンがビートルズのレコーディングで使用したことでも知られる、通称「MK1.5」のクローン・モデルです。勿論回路はこちらもオリジナルを踏襲してますが、動作が不安定な「OC75の2ケ使い」をあえて避け、トランジスタに日本製ゲルマ・トランジスタ2SB324を2ケ、もしくはヨーロッパ製AC125とSFT322、というゲルマニウム・トランジスタの組み合わせを採用しています。あのFUZZ FACEの原型、とも言われるゲルマニウム2石のファズで、ギター側のVOLをしぼった際の絶妙なクリスタル・クランチを堪能できます。



■ MANLAY SOUND / SUPER BENDER (¥23.500-)
 ジミー・ペイジ等がZEP初期の時代に使用したことでもお馴染みの、1966年夏に発売されたソーラーサウンドTONE BENDER PROFESSIONAL MK2のクローン・ファズです。こちらには「2ケのMP20と1ケのAC125」もしくはAC125を3ケ、というトランジスタを使用した通常版となります(限定版のOC75版に関しては未だストックのメドが立っておりません。ご了承願います)。MK1.5回路の入力段に更にブースト用ゲルマニウムを配置した、太いファズの歪みが特徴的です。こちらも勿論ギター側のVOLノブに敏感に反応します。



 上記価格はすべて当WEBを通じてのみの価格/税込み・日本国内への送料込みとなります(当初、世界共通価格で発売予定、と告知させていただきましたが、昨今の乱高下の激しい為替相場や航空便送料の変動のため、この価格とさせていただきましたこともご理解願います)。お支払い方法は銀行振込/もしくはPAYPALのどちらかとなります。代引き等のサービスには対応できません。購入をご希望の方がいらっしゃいましたら、まずはこちらから直接メールをいただければと思います。その際「購入商品」「個数」「お名前」「ご住所」「電話番号」の記載をお願いいたします(こちらからの返信はメールになります。電話をかけることはありませんのでご安心を)。誠に勝手ながら無記名のメールには返信しませんことをお許し願います。

 以上、上記説明をご理解の上でのご検討をお願いいたします。今後の入荷状況は随時このWEBにて開示する予定でおりますが、ストックとはいえ大量には保持しておらず、数個ずつしかありませんので、売り切れの際は御容赦願います。もし不良品であった場合は、同機種との交換、ということにさせていただきます。その場合、若干のお時間をいただく可能性があることも予めご了解ください。
 もちろん個人間でのWEB販売、という形に不安をお持ちになるカスタマーもいらっしゃると思います。その場合は横浜にある楽器店「CRANE GUITARS」の店頭にて現物を確認いただくことが可能ですので、そちらの楽器店にお問い合わせください。
 また、本WEBではMANLAY SOUNDがこの他に制作したファズ・ペダルもいくつか同様の形で販売する予定でおります。これまでも告知させていただいた通り、近日中に
 ・BABY FACE Blue(FUZZ FACEクローン/ゲルマニウム・バージョン)
 ・BABY FACE Red(FUZZ FACEクローン/シリコン・バージョン)
 ・XS FUZZ(ELECTRO HARMONIX AXISクローン/2N5133トランジスタ使用)
等を販売する予定でおりますので、そちらもお楽しみに。

 さて、まったくの余談を2つほど。
 MANLAY SOUNDのエフェクターを制作してるビルダー、ROMAN GIL氏はプロのギタリストでもあり、ソロ・アーティストでもあるのですが、先日スペイン・マジョルカ島でのツアーを終えたばかり、とのこと。マジョルカ(スペイン語読みでは“マヨルカ”)と言えば有数の観光地であり、そして我々日本人にとっては現日本サッカーA代表でもある大久保嘉人が過去に在籍したクラブ・チームのある場所としてお馴染みですね。そんなことを思い出し「ねえROMAN、やっぱりお前はバルサのファンなわけ?」と軽く聞いたら「当然だ。他のチームを応援するヤツは、この街から出る必要がある」と言ってました(笑)。
 それから、先週「佳境」と書いたTHE EFFECTOR BOOK最新号ですが、まだ作業が完了していません(笑)。急遽編集部が来日中のジョン・メイヤーに突撃取材を敢行することとなり、彼が使用する膨大なエフェクター群を紹介することになりました。今月発売号でどこまで紹介できるかは(時間との勝負なので)未知数ではありますが、こちらもお楽しみに。

 

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