区切りとか言ったけど、今回の在庫が売り切れたら別にそれで全部終わりです終了ですっというわけではなくて(笑)。在庫がなくなったそれ以降はウェイティング・リスト制、つまりご注文いただいてから製造するという形になると思います(まだ細かいことを決めてないけど、おおむねそんな感じで)。ただし、一個一個を細かく受注生産することは不可能なので(パーツやらいろいろまとめて発注しなきゃならないから)、ある程度のオーダーがまとまったらの製造となります。その点をご了解ください。
こちらの動画は先日スイッチのテストをした時の動画(あまり意味はない動画です/夜中だったので音が小さいこと、すぐ「Watch That Man」を弾いちゃう俺の悪い癖、毛玉だらけの俺の靴下等ご容赦ください。笑)。今回のこのファズですが、基本的に踏みっぱなしで使えるような音にしたかったので、こういう2スイッチ・システムと、こういう音になってます。当ブログではすっかりおなじみの(笑)Tone Benderっていうファズは、踏みっぱなしでも使える歪みっていうのが最大の魅力ですよね。それはもうジミー・ペイジやらミック・ロンソンやら偉大な先人のサウンドで立証済みだと思います。
なのに、世間に無数にあるTone Benderクローン・ペダルは、そういう音がしません。なんでやねん?と経験者はほぼ全員が悩むところだと思います(笑)。人によっては「アタリ・ハズレ」という表現をしたり、セッティングを追い込んだりしてその秘密に近づこうとするわけですが、その果てしない難題の、ひとつの回答として作ってみた、というファズなんです。
おさらいを兼ねてということになりますが、次回以降はこのファズの基本的なセッティングとマニュアル的なものを新しい動画で紹介しようと思います。これまでもセッティングごとのサウンドの違いなんかを「越川和磨氏のデモ動画」で紹介してますので、一応そちらも過去のポスティングにて参照してください。
使い方はプレイヤーさん次第なので、こう使えああ使え、という指南はしませんけど、アンプだけでは何をどうやってもこういうガリガリ・ゴリゴリっとした毛羽立った歪みは出ないですし、リードとリズム(バッキング)両方で使える歪みをもったファズっていうのはなかなかないですもんね。古いファズには「シングルコイルだといいけどハムでは使えない(またはその逆)」とか、「使える音だけどギターのトーンに反応しない」とか、いろいろ困った面も多くあります。
つまり、裏を返せば、今回のこのファズはリズムプレイでも使えるファズだし、リードでブワーと歪ませる王道ファズ音も出せるファズだ、ということです。コード(=和音)弾きをしても、ちゃんと使える音が出ます(それを確認するためにいつも「Watch That Man」のイントロを弾いちゃう。笑)。あ、あとやっぱり俺はグラム・ロック馬鹿なんで、スウィートの「Ballroom Blitz」とか弾いちゃいますね(笑)。
あ、今思い出した。上掲の動画を撮影したとき、アンプはピーターソンのP100G使ってます。つまり、トランジスタ・アンプでもこういう音になるんですよっていうサンプルでもあります。(この項続く)
また、このファズの保証に関して。
●「手作り」=文字通り全てハンドメイドで製作されたペダルです。出荷当初から個々に微細な傷等がついている場合もありますが、外観に関しては一切のクレームを承れません。ご理解願います。
●全て正常に動作することを出荷直前に確認してから発送していますが、上記の通り、古い時代のゲルマニウム・トランジスタを用いた回路であり、1つ1つを手作業で選別・設定して製作されていますので、サウンドに個体差が生じる場合があります。この点に関しても一切のクレームを承れません。ご理解願います。
●到着後、製品上の不良等トラブルがあった場合は対処します。直接こちらまでご連絡ください。なお、修理保証は「出荷先のお名前」と「シリアルナンバー」が一致したもののみ承ります。転売されたものや他者経由での修理依頼はお断りさせていただきます。この点ご了承ください。