4.12.2024

Buzz The Fuzz - feat. Kazuma Koshikawa [9] [10] [Full]

 
 上の画像は今から1年以上前、アキマさんに作っていただいた今回のファズのプロトタイプ(試作機)で色々実験した時の画像です。実はその時も越川氏に協力してもらって、爆音試奏したんですよ。そこからいろんな変更点を見出し、紆余曲折も多々あり、んで今回の完成版に至っています。
 ご覧のように、あらゆるマーシャルがずらり。やっぱりアンプが違うと音は全然違いますもんね。ファズがどんな音するか、それを確認するなら、あらゆるアンプで試さないと。とはいえライヴ現場で使われるアンプは、現実としては種類が限られるわけですけど、その両方を考えて、こんな実験を一年前にしてました、っていう画像でした。



[9]さて、デモ動画のご紹介を続けます。今までは全部ハムバッカーPUを搭載したレスポールでの試奏でしたが、ギターをストラトに変えてみました(ギターはフェンジャパのストラトなんですが、ボディーをアッシュ材のハードテールものに交換しています。ピックアップはUS、ネックはメイプル指板/アンプは再度マーシャルのBLUESBREAKERに戻しています)。

 動画はいきなりファズON状態で鳴り始めます。ほら、もう全然印象違いますよね? とドヤ顔で言いたくなるほど(笑)、このファズはギターの素の音、それからアンプの素の音によってサウンドの印象が変わります。「何使ってもいつも〜〜の音になる」みたいなエフェクターではなくて、全部の個性を殺さないファズなんです。そして同時に「ハムバッカーでもバッチリ使える」「シングルコイルでもバッチリ使える」を両立してます。手前味噌ですが、そこも自慢のひとつ(笑)。ストラトらしい、キリンキリンに尖ったコード・ワークでも受けるし、ファズツマミをいっぱいにあげてムッチムチの太いファズの歪みを使うことも可能。ファズってどこか「わざとらしいほどの飽和感」が良かったりすることも、時と場合によってありますよね。それももちろんこのファズを使って出すことができます。



[10]こっちはちょっとオマケ的な動画になります。このファズでベースを弾いてみました(笑)。実は自分でそれをやったことはなくて、今回この時に初めてやってみました。ベース・アンプを使っていないのでちょっと特殊なデモ演奏とはなりますが、まあベースだとどう歪むか、というサンプルにはなるかなと思います。最初はアンプ素の音、0:16からファズを軽くかけてみた音です。ジリジリとした歪みがまとわりついてる感じがよくわかります。0:41からは(インプット・ゲイン設定をバイパスして)ファズの歪みを強烈にかけた音になります。存在感は圧倒的になりますが、この音がバンド・アンサンブルで使えるかどうかは、もうバンド次第ですよね。
 ライヴをやる場合、ベースの音ってアンプの出音だけじゃなく、DIで卓送りすることが多いので、細かく追求するならライン録りしたサンプルを用意した方が良かったんですが、今回はそれをしていません。ご容赦ください。まあベースならこう歪みますよ、というシンプルなサンプル動画です。



[Full]以上、このファズを越川和磨が試し弾きした、っていうサンプル動画10本をご紹介しました。最後にそれらを全部まとめた動画も用意したので、そちらも合わせてご覧いただければ、BUZZ THE FUZZオリジナル・ファズの全体像を把握しやすいかと思います。こっちのフル・バージョンの方にはオマケ映像も入ってますよ。

 越川氏によるデモは以上となりますが、また機会があれば別視点で収録した別の動画をアップすると思います。アキマさんご本人からのコメントももらったので、それも近々にはご紹介したいですね。今回のファズは、ごく少量生産なのは事実でして、気軽に試すことができないファズだとは承知してます。疑問・質問があるという方は下の項目から当方にご連絡いただければと思います。(この項続く)



BUZZ THE FUZZ ORIGINAL FUZZ NOW ON SALE

 このファズの販売は、当ブログを通じてのみとなります。直販価格は50000円(税込)となります。発送はヤマトの着払いを利用します。もしご希望の方がいらっしゃれば、こちらまで直接メールにてお問い合わせいただければと思います(ただし勝手ながら匿名でのメール/ご質問には基本的にお答えしていません。お名前の記載をよろしくお願いします。

 また、このファズの保証に関して。
●「手作り」=文字通り全てハンドメイドで製作されたペダルです。出荷当初から個々に微細な傷等がついている場合もありますが、外観に関しては一切のクレームを承れません。ご理解願います。
●全て正常に動作することを出荷直前に確認してから発送していますが、上記の通り、古い時代のゲルマニウム・トランジスタを用いた回路であり、1つ1つを手作業で選別・設定して製作されていますので、サウンドに個体差が生じる場合があります。この点に関しても一切のクレームを承れません。ご理解願います。
●到着後、製品上の不良等トラブルがあった場合は対処します。直接こちらまでご連絡ください。なお、修理保証は「出荷先のお名前」と「シリアルナンバー」が一致したもののみ承ります。転売されたものや他者経由での修理依頼はお断りさせていただきます。この点ご了承ください。