3.04.2026

"Cracked" fuzz with WAH

 


  今回もちょいとした実験的な参考動画を載せてみました。当方が自宅にて(しかもド深夜に)撮影した動画となります。なので画質・音質共にスマホのそれであることをご了承願います。ホントそこは申し訳ないっす。TONE BENDERのみならず、ファズを使う人はワウを同時に踏むという機会も多いと思いますが、その実験サンプルのひとつとお考えください。
 ていうかですね(笑)、ミック・ロンソンのようなギターを弾くならファズとワウは必須。でもそのスペックとか接続順とかは謎も多いし何をどう繋げてもあんなカンジにならねえぞ、ていうことも多いんです。当ブログではそこに関するウンチクも過去大量に書いてきましたけど、その実証動画を載せるのはこれが初になりますね。まあ、そういうサウンドに興味ある方の一助になれば幸いです。

 先に、上掲動画の使用機材を書きます。ギターはTOKAI TALBO(笑)、でもピックアップは60年代後半のT-TOP PAFのクローン・ハムバッカーを載せてます。アンプはTRACE ELLIOTのVELOCETTE。17Wなのに音死ぬほどデカい。しかも1VOLなので、このアンプだけで歪ませるなんて無理、深夜なら絶対に無理、ていうアンプです。VOLツマミは1か2くらい。ブライト・スイッチはオフにしてます。
 ワウはMADE IN USA期のVOX V847。ただし中身はちょっと改造してます(後述)。そしてファズは当ブログ・オリジナルの“CRACKED”。接続順は、ギター → ワウ → ファズ → アンプ。これだけです。

 動画では、ファズは常時オンにしています。バッキング時には右側のスイッチを入れてINPUTを下げ、ソロになる直前にここをオフ(=フル状態)に。動画でもわかると思いますが、ファズのツマミのセッティングは下の画像のようなカンジ。一番左の「マスター」のツマミが9時より前、つまりかなり小さな音量で録音しているのがわかると思います(だって真夜中だし)。だからスイッチ踏む音とかピッキングする生音がカシャカシャと五月蝿い音声になってしまって、そこはホント申し訳ないんですが。そしてソロでワウをオンにして、少しカカト側へと戻しています。体感では、だいたい40%くらい戻しています。

 別になんてことはないワウ&ファズの音、と感じる方も多いかもしれません。でもミック・ロンソン・サウンドを追求する場合、やっぱり接続順はワウが先だと思うんですよ。音だけで判断すると。世界中のいろんな方がロンソン・サウンドのデモンストレーション動画をアップされていますけど、いつも音違うなーと思ってたんです。

 一般的にワウが先だと、こんな風にワウがかかりません(それはTONE BENDER MK1でもFUZZ FACEでも一緒)。それに加えて、ワウが通常回路のままだと、たとえワウをオフにしててもファズの音がこんな風にならないんです。それがワウとファズのインピーダンスのミスマッチ問題、てやつです。

 それを回避するために。①ワウはトゥルーバイパスにする ②ファズは“CRACKED”を使う というのが今回のデモ動画の主旨です。ワウをトゥルーバイパスにすることで、ミスマッチ問題が回避され、“CRACKED”の右側のスイッチが(ワウを挟まない時と同様に)使えるわけです。

 今なら最初からトゥルー・バイパス仕様になっているワウ製品も沢山ありますし、モディファイするとしても敷居は低いと思います。当方が使ったワウは、ついでにインダクタもHaloのものに変えてしまっていますが、正直インダクタの種類は(数値が一緒のものであれば)Faselだろうがなんだろうがあまり効果やサウンドに関係ないと思います。それにワウをカコカコと可変するわけでもないので、ワウの中のポットも普通のもので十分かと。そしてもちろんバッファーなんていらねえな、と。

 かなーりミック・ロンソンぽい音になったと思います。少なくとも今Youtubeに上がってるいろんな人のデモ動画よりはかなり近いかと(笑)。
 ちなみに余談となりますが、ミック・ロンソン本人のワウがトゥルーバイパスだったかどうかは分かっていません(多分なってないと思う)。それと、上記動画は「Suffragette City」のスタジオ録音版に合わせて音作りしてますが、実はミック・ロンソンはライヴで「Suffragette City」を演奏するとき、いつもワウ使わないんですよね(笑)。なんだよー、ワウ踏めよロンソン。

 というわけで、もしロンソンのようなプレイやサウンドを目指してる方はぜひ“CRACKED”をお試しいただければと。あとワウはトゥルーバイパスにしましょう、という提案でした。 (この項続く)


 このファズ「Cracked」(初回限定生産、色は白のみ、赤青のイナズマ・バッジが付いたもの)は、当ブログを通じてのみの販売となります。同時に、従来の「Buzz The Fuzz Original Fuzz」(黒い星のバッジのもの/筐体の色は白か黒の2種あります)も販売中です。いずれも在庫がなくなり次第販売は終了します。
 価格はいずれも1ケ 50000円 となります。発送はヤマトの着払いを利用します。もしこのファズをご希望の方がいらっしゃれば、こちらまで直接メールにてお問い合わせいただければと思います(ただし勝手ながら匿名でのメール/ご質問には基本的にお答えしていません。お名前の記載をよろしくお願いします。

 また、このファズの保証に関して。
●「手作り」=文字通り全てハンドメイドで製作されたペダルです。出荷当初から個々に微細な傷等がついている場合もありますが、外観に関しては一切のクレームを承れません。ご理解願います。
●全て正常に動作することを出荷直前に確認してから発送していますが、上記の通り、古い時代のゲルマニウム・トランジスタを用いた回路であり、1つ1つを手作業で選別・設定して製作されていますので、サウンドに個体差が生じる場合があります。この点に関しても一切のクレームを承れません。ご理解願います。
●到着後、製品上の不良等トラブルがあった場合は対処します。直接こちらまでご連絡ください。なお、修理保証は「出荷先のお名前」と「シリアルナンバー」が一致したもののみ承ります。転売されたものや他者経由での修理依頼はお断りさせていただきます。この点ご了承ください。