
ただ今、5月末に発刊される「THE EFFECTOR BOOK」最新号の作業でヒーヒー言ってる最中ですが(たしか、去年のGWにもまったく同じことを書いた記憶があります。笑)、そちらの最新情報は次回のポスティングあたりでチラっとご紹介できると思います。
さて、その作業の合間を縫っての今回のエントリーですが、またしてもJMI製品です。こちらは新製品というわけではなく、2年程前には発売されていたブツですが、当ブログで紹介するのは初めてになりますね。そういうワケで、JMIのTONE BENDER MK1.5です。
まず、JMIのキャッチコピーとして以下の文章があります。「この“無印”のTONE BENDERは、2ケのトランジスターを用いた回路で構成された、レアなTONE BENDERのレプリカ」とあります。そして「AS USED BY THE BEATLES」、つまり、ビートルズが使用したことで知られる、ということです。TONE BENDER MK1.5とビートルズの関係に関してはこちらのポスティングを参照いただければと思いますが、JMIとしてもこのTONE BENDERこそが「ビートルズが使用したTONE BENDERですぜ」と明らかにしていることになります。

そして、以下もJMIによるMK1.5に関する解説です。「MK1.5は折りたたみ式メタル・ケースのTONE BENDER(註:もちろんこれはMK1のことを指します)とサンドキャスト・ケースのTONE BENDER(註:サンドキャストは砂型鋳造を意味し、ここではMK2のことを指します)の中間の時期に作られた過渡期のモデルです。MK1.5は2ケのOC75トランジスタを使用しており、これが<過渡期仕様>のサーキットの特徴です。このペダルは当時ビートルズがアビーロードのスタジオ・セッションで使用したことで知られます」。

MK1.5のオリジナルとその経緯に関してはこれまで何度も書いてきましたが、この宇宙船のような独特の筐体で、MK1.5の回路をもったTONE BENDERは現在このJMIの復刻品と、現SOLA SOUNDがつい最近発売したばかりの金色のモデル、その2種類しかありません。過去にSOLA SOUNDがTONE BENDER MK2を復刻したときに、間違って中身をMK1.5にしちまった、ということがありましたが、それも既に過去の話で(詳細はこちらを参照願います)、現在はそういったモデルはありません。





ジョン・パーはイギリス人なんですけど、80年代アメリカで大ヒットしたという経緯が関係してんのかどうか知りませんが、星条旗が大好きな方のようです。あのデヴィッド・フォスターがプロデュースした彼の大ヒット曲「ST. ELMO'S FIRE」のプロモ・ビデオや、同じく大ヒットシングル「NAUGHTY NAUGHTY」のPVではこれと同じ星条旗柄のレスポール使ってるんですよね。なんでそんなネタに固執するかといいますと、死ぬ程このビデオをMTVで見てたなー、という筆者の15歳くらいの暗黒期を思い出してしまったからです(笑)。
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