
これまでオリジナルのTONE BENDERというファズに関しては、大まかに分類して
・MK1(65年製/金色の最初のTONE BENDER)
・MK1.5(66年製/FUZZ FACEと同じ回路を持つもの)
・MK2(66年夏頃/1.5のアップグレード版)
・VOX TONE BENDER(イタリア製/ゲルマ2石)
という4種類を紹介してきました。60年代の製品という意味では、ここまでが例のバカでかくて重い筐体に入っています。で、今回はその次にいきます。MK3です。
ソーラーサウンド社は、新しい筐体と新しいPCB基盤、そして新しい回路で、1968年にTONE BENDERを発売します。それがこの、弁当箱のような鉄板の筐体で、ノブが3つあるものです。これらは現在TONE BENDER MK3と呼ばれるものですが、当然のように当時(最初)はMK3とはどこにも書いていません。ただし、後にこのTONE BENDERがOEM製品で他社のラベルをプリントして発売になった際には、MK3と書かれているものがあり、ソーラー・サウンドとしても(PROFESSIONAL MK2、とうたった)前回のTONE BENDERの、リニュアル版だ、という打ち出しをしていたことになりますね。

写真でもお判りのように、FUZZコントロール、VOLUMEコントロールに加えてTREBLE-BASSコントロールが追加されています。左に回せば明るいパリパリとしたファズ・サウンドが、右に回せばドロドロの重たいファズ・サウンドが、というコントロールです。
DAMのデヴィッド・メイン氏によれば、「これでやっと大量生産できるペダルになった」とのこと。この当時はまだMARSHALL SUPER FUZZという形でMK2回路のTONE BENDERは市場に出回っていた時期ですが、ソーラーサウンドは自分たちのブランドで先に改良版と出した、ということになりますね。


例えばこのMK3のOEM製品でVOXの名が付けられた「VOX TONE BENDER MK3」という黒いペダルがありますが、そちらには2N3906というPNPのシリコン・トランジスタがついていたりします。
音という意味では、これまでのTONE BENDERシリーズとはちょっと違います。トーンのコントロールがあるので、そういう意味では歪みの位置を任意に設定できる事、またかなり歪ませることもできるという面でも、より(時代の要望もあったのでしょうが)ディストーション的な使用が可能な個体であると思います。

これも誤解が多いようなのでここでまとめておこうと思いますが、このTONE BENDER MK3と同じデザインのTONE BENDERを発売している「COLORSOUND/カラーサウンド」というブランドが世界中ですでに有名だと思います。「カラーサウンド」とはソーラーサウンド社のエフェクターブランドの名前で、1970年代の極初期にスタートしたブランドです。DAMのデヴィッド・メイン氏も言ってますが「SOLA SOUNDから出たもので、COLROSOUNDと書いていないもの(つまりここで写真を掲載したようなモノ)は数が少ないので、そんなものはないんじゃないか、と思っている人が多い」と。ここでも記したように、このシルバーの鉄板筐体のTONE BENDER MK3は1968年に発表されており、70年頃に「カラーサウンド」というブランド名が登場するまでは2年弱のブランクがあります。つまりその間はこのTONE BENDERはソーラサウンドという会社と同名のブランド名でリリースされていたことがわかります。




ちなみにCSL社は他にもPOWER BOOST、WAH FUZZ、WAH WAH等といったペダルも発売していて、上掲したSUPER FUZZ同様に、いずれも中身はSOLA SOUND製の同名製品をそのまんま転用して再ラベリングした製品でした。
Weird, but the CSL Superfuzz you have pictured is mine. Or not so weird, they're not too common...
ReplyDeletedid put it off from the posting, I apologise if you mind that pasting.
ReplyDeleteNo, please include the picture, I don't mind at all.
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